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なぜ私たちは新・水戸市民会館計画の白紙撤回を求めるのか

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なぜ私たちは新・水戸市民会館計画の白紙撤回を求めるのか
-私たちの運動の目的と性格について-

田中重博

1. 民主主義と住民自治を水戸市民の手に取り戻す運動

今回の新・水戸市民会館計画は、その事業規模や建設場所を含め、高橋市長の恣意的な判断を水戸市民に押し付けるものです。

水戸市民は、高橋市長のこのような独断専行を許してはなりません。
計画をいったん白紙撤回し、市民の意見を十分聞き、適正な計画に見直し、縮小する必要があります。

高橋市長の民主主義と住民自治を踏みにじるようなやり方に対し、私たちは、水戸市民の手に民主主義と地方自治を取り戻すために、この運動を提起するものです。

2. 市民の税金を浪費する巨額の無駄遣いを止めること

高橋市長が進める4大プロジェクト(市役所206億円、ごみ処理施設400億円、東町運動公園80億円、市民会館300億円以上、計約1,000億円)は、水戸市の1年の一般会計予算規模に匹敵する巨大な金額です。この4大プロジェクト全体に問題点が多々あり、全体として見直し、縮減すべきであると思われます。

特に、新・水戸市民会館計画は、当初計画(水戸市第6次総合計画、2014年から実施)では、68億円(建物46億円、土地代22億円。旧水戸市民会館程度の大きさ)とされていたものが、その4倍以上の300億円以上に膨れ上がっています。市民の税金の浪費・無駄遣い以外の何物でもありません。

今回の計画は、市街地再開発事業(103億円を計上)の手法により、「伊勢甚」という特定の大資本に何十億円という巨額の税金を供与するものであり、一部特定企業と一部政治家との「利権政治」の産物という批判を免れません。市民の血税を食い物とするような計画は市民の手でストップさせるしかありません。やはり、計画を白紙撤回し、市民の意見を聞き、大幅縮小して、適正規模に見直すべきです。

巨額の起債(借金)の市民への負担増、財政赤字の危険、巨大施設を建設後の修繕費や維持費の増大等の将来負担などを考慮に入れない計画です。全国の多くの地方都市が、今回の計画のような2,000人収容の大ホールを作り、その後の維持費や運営に「苦戦」している実態も直視すべきではないでしょうか。

このような失敗を繰り返さないためにも、計画を根本的に見直す必要があります。

3. 市民参加による公共施設づくり、都市づくりをめざす

高橋市長は、大規模なコンベンションやイベントのための市民会館を作るといっていますが、これは本末転倒と言わざるを得ません。そうではなく、市民の使い勝手のいい、利用しやすい、身の丈に合った、市民のための市民会館を作らなければなりません。コンベンションやイベント呼び込み型・誘致型の市民会館の建設によっては、一過性でない街の活性化や賑わいをもたらすことは決してできないでしょう。住民が気軽にその施設を利用できてこそ、街の活性化や賑わいに寄与することができるのです。そのような市民会館を作るためには、市民参加が不可欠です。

今回の計画決定のプロセスを見ますと、この市民参加ということが、ないがしろにされているといわざるを得ません。今からでも遅くはありません。ただちに当局は、市民の意見や要望を十分聞き、市民参加の施設づくり、街づくりを目指すことを求めます。

また、私たちは、「人口減少時代」「少子高齢化時代」にみあった施設づくりを目指さなければなりません。「巨大箱もの」を作り、「無用の長物」、「お荷物」としてはなりません。バブル期の「大ホール主義」の時代は終わったのです。

市民が使いやすい場所につくるということも大事です。このことに関連して、過大な規模にもかかわらず専用駐車場は300台だけという今回の計画では、利用者は駐車場を探して、右往左往することになりかねません。その意味で、私たちが提案している、旧県庁隣接地での建築は、有力な一つの具体案だと考えます。また、県民文化センターなど他の施設とのすみわけや役割分担などの視点も必要でしょう。

そして、気軽に市民が利用できるようにするためには、使用料を安く抑えるということも重要です。

4. 水戸市民一人ひとりにとっての重大問題

税金や公共料金、物価の値上げ、低迷する賃金、年金の切り下げなど市民の暮らしは苦しくなる一方です。

今回の問題は、私たちの税金の使い方の問題でもあります。市民会館に300億円もの巨額のお金をかけるのなら、その財源を暮らしや福祉の充実に充て、市民生活を豊かにするために税金を有効活用してほしいと、圧倒的多数の市民は願うに違いありません。そのような使い道はいくらでもあります。計画を、身の丈に合ったものに大胆に縮減し、無駄遣いをやめ、浮いた財源を市民の福祉の増進のために使うべきです。

以上述べてきたように、今回の問題は、水戸市民一人ひとりの民主主義と自治と税金の使い方をめぐる問題です。その意味で、市民一人一人の思想信条や政治的立場の違いを超えた水戸市民全体の問題であり、そのことを十分に踏まえて私たちは、水戸市民の皆様に広く訴えていきたいと考えています。

(茨城大学名誉教授、「新・水戸市民会館計画を白紙にもどし、市民の声を反映させる会」代表)

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